本文へ移動

あなたの商いを、数字にしてみよう。

埼玉県の鍼灸院 開業収支

地域・広さ・単価を変えながら、自分の計画に合う開業費用と収支を考えてみましょう。

試算は基準の単価・稼働率・賃料を使った概算です。地域の実勢価格や物件条件に合わせて比較してください。

条件広さ初期投資月商(通常)税引後手取り(通常)
一般鍼灸院15坪7,020,000円854,004円169,361円
スポーツ特化15坪7,770,000円1,314,844円478,770円
出張鍼灸15坪3,720,000円464,063円-145,105円

地域・業態の特徴

埼玉県は大宮・浦和・川越・所沢など鉄道沿線に人口が集中しており、東京都心へのアクセスが良い分、競合も駅周辺に集まりやすい。県内の鍼灸院数は増加傾向にあるが、久喜・加須・深谷など北部エリアはまだ競合が少なく、地域密着で固定客を獲得しやすい土壌がある。浦和・大宮エリアでは30〜50代の会社員やスポーツ愛好者の需要が高く、肩こり・腰痛・スポーツ障害に特化した打ち出しが有効だ。

大宮駅・浦和駅周辺は賃料が高騰しており坪14,000円前後が相場だが、南浦和・武蔵浦和・北浦和など準幹線駅の徒歩圏内であれば集客力と賃料のバランスを取りやすい。自費施術中心の一般鍼灸院は原価率が低い反面、月商67万円・税引後手取り4万円という試算が示すように、15坪・家賃21万円の規模では回転数と単価設定が収益の鍵を握る。施術時間40〜60分で1日に捌けるベッド数は5床・稼働率次第のため、予約管理と指名客育成で回転効率を高めることが現実的な突破口になる。

経営のヒント

  • 大宮・浦和ではなく南浦和・東浦和・武蔵浦和エリアを狙うことで、坪単価を抑えつつ埼京線・武蔵野線利用者の通院需要を取り込める
  • 川越・所沢・志木エリアの商店街アーケード内や駅ビル2階以上のテナントは視認性と賃料のバランスが良く、地域密着の看板としても機能しやすい
  • 月商67万円を超えるには1日平均6〜8名・単価8,000〜10,000円の設定が目安。深谷・熊谷など北部エリアでは競合が少ない分、1院あたりの患者単価を上げやすい

確認したいリスク

  • 大宮・浦和の駅前物件は家賃21万円を大きく超えるケースが多く、同規模で出店すると月商67万円では赤字になる可能性が高い
  • 埼玉県内は柔道整復師との競合も激しく、接骨院が保険適用を訴求することで患者が流れやすいため、自費鍼灸の価値を丁寧に伝える差別化が欠かせない
  • 人口が密集するエリアほど鍼灸師の求人競争も激化しており、開業後に施術者を採用しようとすると人件費が収益を圧迫するリスクがある

一般鍼灸院を開業するために必要な資格・届出・設備の基礎知識

鍼灸院の開業には「はり師」「きゅう師」両方の国家資格が必要で、どちらか一方では施術所として認められない。開業時は施術所の開設後10日以内に保健所へ「施術所開設届」を提出する義務があり、埼玉県では管轄の保健所(さいたま市は市保健所)への届出が必要だ。構造設備基準として、施術室の床面積は6.6㎡以上、待合室の確保、十分な採光・換気・消毒設備が法令で定められている。また施術所の広告規制(医療広告ガイドライン)により「治癒」「完治」などの表現は禁止されており、ウェブサイトも規制対象となる点に注意が必要だ。

埼玉県で鍼灸院を開業する際、保健所への届出はどこに出せばいいですか?

さいたま市内はさいたま市保健所、それ以外の市町村は管轄の埼玉県保健所(県内9か所)への提出になる。開設後10日以内の届出が法律で義務付けられている。

15坪・5ベッドの鍼灸院で月商67万円は現実的な数字ですか?

1日6〜7名・単価9,000円前後を週6日稼働した場合に到達できる水準で、開業初年度は集客に時間がかかるため、実態としては50〜60万円台からスタートするケースが多い。

大宮や浦和以外で集客しやすい埼玉のエリアはどこですか?

南浦和・武蔵浦和・北浦和は賃料が比較的安く通勤導線上にある。川越・所沢・志木も商圏人口が多く競合密度は都心より低いため、新規開業の狙い目エリアといえる。