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あなたの商いを、数字にしてみよう。

静岡県の鍼灸院 開業収支

地域・広さ・単価を変えながら、自分の計画に合う開業費用と収支を考えてみましょう。

試算は基準の単価・稼働率・賃料を使った概算です。地域の実勢価格や物件条件に合わせて比較してください。

条件広さ初期投資月商(通常)税引後手取り(通常)
一般鍼灸院15坪6,300,000円854,004円224,896円
スポーツ特化15坪7,050,000円1,314,844円534,305円
出張鍼灸15坪3,000,000円464,063円-71,058円

地域・業態の特徴

静岡県は人口約360万人を抱え、浜松市・静岡市という2つの政令指定都市を持つ広域エリアで、JR静岡駅や浜松駅周辺は就労人口が多く鍼灸需要が安定している。富士市・沼津市・磐田市など製造業従事者が多い地域では肩こりや腰痛を抱える患者層が厚く、継続通院につながりやすい。一方で葵区・駿河区の住宅密集地では競合院も多いため、開業エリアの選定と差別化が収益を左右する。

静岡市葵区の鷹匠・両替町エリアや浜松市中央区の有楽街周辺は昼間人口が多く、ランチタイムや夕方の施術枠が埋まりやすい傾向がある。沼津市や富士宮市など地方都市では競合が少ない反面、認知獲得にGoogleビジネスプロフィールとMEO対策が実質的な集客の柱になる。15坪・5ベッド構成で家賃15万円を想定する場合、月商67万円・税引後手取り9万円というシナリオを超えるには、単価7,000〜8,000円台の施術設計と回数券販売による前払い収益の確保が現実的な打ち手となる。

経営のヒント

  • JR静岡駅から徒歩10分圏内や新静岡セノバ周辺は家賃が高めだが昼間人口が多いため、回転数を上げた1日8〜10枠設計にすることで坪単価10,000円の家賃負担を吸収しやすい
  • 浜松市の遠鉄百貨店周辺や沼津市の商店街エリアでは、40代〜60代の主婦層や製造業従事者向けに「腰痛・膝痛の保険外専門院」と打ち出すと問い合わせ件数が増加しやすい
  • 静岡県内はトヨタ・ヤマハ・スズキ関連の工場従業員が多い磐田・袋井エリアで職場近接型の夜間枠(19時〜21時)を設けると、男性患者の固定化に有効

確認したいリスク

  • 静岡市駿河区や浜松市東区の住宅街では既存の接骨院・整骨院が自費移行を進めており、価格帯や施術メニューが競合と重複すると新規患者獲得コストが上昇する
  • 富士山静岡空港周辺や島田市・藤枝市など中山間地域では人口減少が続いており、開業後3〜5年で患者母数が縮小するリスクを立地選定時に織り込む必要がある
  • 自費中心の鍼灸院は原価率が低い反面、患者1人あたりの心理的ハードルが高く、月商67万円を達成するには月間約90〜100件の施術数が必要で、開業初年度は稼働率50%以下が続くことを資金計画に反映させないと運転資金が枯渇しやすい

静岡県で一般鍼灸院を開業する前に知っておくべき資格・届出・設備の基礎知識

鍼灸院を開業するには「はり師」「きゅう師」の国家資格(各3年以上の養成課程修了後、国家試験合格)が必須で、両方取得することが実務上の標準となっている。開業時は施術所の所在地を管轄する静岡県の保健所(静岡市内であれば静岡市保健所、浜松市内であれば浜松市保健所)へ「施術所開設届」を開業後10日以内に提出する義務がある。施術室の床面積は1室あたり6.6㎡以上、待合室は3.3㎡以上の確保が省令で定められており、ベッド間のカーテン仕切りや換気設備も検査対象となる。また医療類似行為として「治癒」「治療」などの医療的表現を広告に使用することは医療広告ガイドラインで制限されているため、Webサイトやチラシの文言確認も開業前に行う必要がある。

静岡県で鍼灸院を開業する際、保健所への届出はどこに出せばよいですか?

施術所の所在地を管轄する保健所に提出します。静岡市内は静岡市保健所、浜松市内は浜松市保健所、それ以外の市町は各管轄の静岡県健康福祉センターが窓口です。

静岡市や浜松市で鍼灸院を開業する場合、テナントの広さはどのくらい必要ですか?

省令上は施術室6.6㎡・待合室3.3㎡が最低基準ですが、ベッド5台を置く実運用では15坪(約50㎡)前後が現実的な最小ラインとなります。

自費専門の鍼灸院で月商67万円を達成するには、1日何人の患者が必要ですか?

単価7,000円・月25日営業の場合、1日あたり約4人・月100件が目安です。開業初年度は稼働率50〜60%を前提に運転資金を6か月分以上確保することを推奨します。