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あなたの商いを、数字にしてみよう。

石川県の整骨院・接骨院 開業収支

地域・広さ・単価を変えながら、自分の計画に合う開業費用と収支を考えてみましょう。

試算は基準の単価・稼働率・賃料を使った概算です。地域の実勢価格や物件条件に合わせて比較してください。

条件広さ初期投資月商(通常)税引後手取り(通常)
一般整骨院15坪7,050,000円779,625円151,476円
自費メイン15坪9,300,000円935,859円239,248円
保険メイン15坪7,300,000円512,325円-35,529円

地域・業態の特徴

石川県は金沢市を中心に人口約113万人を抱えるが、整骨院・接骨院の数は全国平均を上回る密度で競合が激しく、特に金沢駅周辺・香林坊・野々市市エリアでは既存院との差別化が不可欠な状況にある。北陸新幹線の延伸(2024年)で金沢・加賀・小松エリアへの来訪者が増加しており、インバウンド需要よりも地元定住層の生活圏に合わせた立地選定が収益を左右する。七尾市や輪島市など能登地方は2024年元日の地震被害により人口流出が続いており、開業エリアとしては慎重な判断が求められる。

金沢市の主要住宅地である山側環状道路沿いや、野々市市・白山市の新興住宅エリアは30〜50代ファミリー層が多く、腰痛・肩こりなど慢性症状への対応ニーズが高いため保険施術と自費施術の組み合わせが機能しやすい。一方、金沢駅西口や工業団地近接エリアでは労働者層が多く、労災対応や交通事故施術(自賠責)のニーズも見込めるため、保険種別ごとの算定ルール習熟が早期収益化に直結する。地方都市特有の口コミ・紹介文化が根強く、Googleビジネスプロフィールの整備と既存患者の紹介促進施策が新規集患コストを抑える現実的な手段となる。

経営のヒント

  • 野々市市・白山市の新興住宅地は20〜40代ファミリー層の定住が進んでおり、産後ケアや小児向け施術メニューを加えることで競合との差別化と自費単価アップを同時に狙える。
  • 金沢市内では駐車場の有無が来院継続率に直結するため、香林坊や竪町など繁華街中心部より、八日市・御所・松任エリアなど駐車場付き路面店舗の物件を優先して選定することで離脱率を下げられる。
  • 石川県柔道整復師会への加入と、県内の保険審査傾向(部位数・施術期間の審査基準)を事前に把握しておくことで、保険請求のレセプト返戻リスクを開業初月から低減できる。

確認したいリスク

  • 15坪・6ベッドの普通シナリオでは月商54万円・税引後手取り−1万円となり、開業初年度は実質赤字運営が続く可能性が高く、最低でも運転資金6ヶ月分(約90〜100万円)を手元に確保していないと人件費・家賃の支払いで資金繰りが詰まる。
  • 石川県内の整骨院は保険施術依存度が高い院が多く、2022年以降の柔整療養費改定による逓減制強化・部位数制限の厳格化が続いているため、保険売上だけで月商を維持しようとすると単価低下が避けられない構造になっている。
  • 2024年能登半島地震の影響で石川県全体の建築資材・内装工事費が高騰しており、坪単価10,000円の物件でも内装造作費が当初見積もりより20〜30%増になるケースが報告されているため、開業資金の予備費を厚めに積んでおく必要がある。

石川県で一般整骨院を開業するために必要な資格・届出・設備の基礎知識

一般整骨院を開業するには「柔道整復師」国家資格が必須で、養成校3年課程修了後に国家試験に合格する必要がある。開業時は施術所の所在地を管轄する石川県(金沢市内は金沢市保健所)へ「施術所開設届」を開設後10日以内に提出する義務がある。保険施術(療養費)を取り扱う場合は、地方厚生局北陸信越厚生局への「受領委任の取扱い申出」が別途必要で、承認前は保険請求ができない点に注意が必要だ。設備面では施術室の面積・換気・照明基準を満たす必要があり、6ベッド運用の場合はベッド間カーテン仕切りによるプライバシー確保も患者満足度に影響する。また、個人情報保護法に基づく院内掲示と、広告規制(柔道整復師法第24条)による誇大広告禁止の遵守も開業前に確認しておきたい。

石川県で整骨院を開業する際、保健所への届出はどこに出せばいいですか?

金沢市内は金沢市保健所(西念3丁目)、それ以外の市町は石川県の各地域保健センターが窓口となる。開設後10日以内の提出が法定義務のため、物件契約前から書類準備を進めておくことを推奨する。

北陸厚生局への受領委任申出はどのくらい時間がかかりますか?

申出から承認まで通常1〜2ヶ月かかるため、開業日の2ヶ月前には書類を揃えて申出を行うのが目安。承認前は全額自費徴収となるため開業スケジュールに組み込んでおく必要がある。

野々市市や白山市で整骨院を開業する場合、競合状況はどうですか?

野々市市は人口増加が続く一方で整骨院数も増加傾向にあり、国道8号線沿いや野々市駅周辺は既存院が集中している。松任駅周辺や白山市北部の新興住宅地は比較的競合が少なく立地選定の選択肢になりうる。