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コラム:行動経済学

5件の記事

コラム ·

「テストステロンを飲んだと信じた女性」は攻撃的になる|化学反応より強かった思い込みの力

「テストステロン=攻撃的なホルモン」というイメージは、映画やビジネス書で繰り返し語られてきた。しかし2010年、スイス・チューリッヒ大学のEiseneggerらが Nature 誌に発表した実験は、その通説を真っ向から覆した。女性にテストステロンを実際に投与すると、公正で対立の少ない行動が増えた。一

コラム ·

事業の停滞期に経営者が崩れることがある構造|ドーパミン報酬系と引退アスリート研究

事業を順調に成長させてきた経営者が、停滞期や売却の直後に、散財や依存的な行動を見せる事例がしばしば指摘される。意志の弱さや倫理の問題として片づけられがちだが、神経科学と引退アスリートを対象にした研究を重ねると、より構造的な説明が可能なように見える。本稿では、ドーパミン報酬系の研究と、NFL選手・プロ

コラム ·

犯罪者になる人、経営者になる人|意外な共通点と決定的な違い

「成功する経営者と犯罪者は紙一重」——居酒屋の与太話のようなフレーズですが、脳科学と経済学の蓄積を読むと、ここには無視できない真実があります。ハーバード大学の Levine と Rubinstein が QJE(経済学トップジャーナル)に発表した論文では、成功した起業家は若年期に違法行為に手を染めた

コラム ·

AIに仕事を奪われても「需要」は要る――なぜ世界でUBI(ベーシックインカム)が再び議論されているのか

「人間よりも安く・速く・正確に働けるAI」が急速に実用段階に入り、世界中でUBI(ユニバーサル・ベーシック・インカム、全国民に一律の現金を配る制度)が再び議論の俎上に載っています。イーロン・マスク氏、サム・アルトマン氏といったAI開発の当事者までもが、口をそろえて「いずれUBIが必要になる」と語る時