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「OpenAI製スマホ」、2028年までに累計3,000万台出荷へ――スマホの“次”がやってくる

「OpenAI製スマホ」、2028年までに累計3,000万台出荷へ――スマホの“次”がやってくる - ニュース - 補助金さがすAI

忙しい人向けの30秒まとめ

  • OpenAIとジョニー・アイブ氏が共同開発するAIエージェントスマホが。
  • 量産を1年前倒し2027年前半にスタート。
  • 2027〜2028年で累計約3,000万台の出荷予測。
  • 技術ニュースは、導入余地とセキュリティ・運用リスクを分けて判断するのが実務的です。
  • この記事では「何が起きたか」「中小企業への影響」「今やること」を順に整理します。

著名なサプライチェーン・アナリスト、Ming-Chi Kuo(ミンチー・クオ)氏が、OpenAIとジョニー・アイブ氏が共同開発するAIエージェントスマホの量産を2027年前半に1年前倒しすると報告しました。2027〜2028年の累計出荷台数は約3,000万台に達する可能性があるとされ、ハードウェア未経験企業の初代製品としては極めて野心的な目標です。「スマホの“次”」が現実味を帯びる中、中小企業経営者が押さえるべきポイントを整理します。

ニュースの要点――量産1年前倒し、累計3,000万台

Ming-Chi Kuo氏は2026年5月、OpenAIとジョニー・アイブ氏率いるハードウェア部門「io」が共同開発中のAIデバイスについて、当初2028年量産開始とされていた計画が約1年前倒しされ、2027年前半にも量産が始まる見込みだと報告しました。

「開発が順調に進めば、2027〜2028年の累計出荷台数は約3,000万台に達する可能性がある」

— Ming-Chi Kuo氏(すまほん!!、2026年5月)

iPhoneの初代モデル(2007〜2008年累計約2,000万台)と比較しても、この3,000万台という目標は初代スマートフォン製品としては破格の規模です。前倒しの背景には、OpenAIのIPO観測と、AppleやGoogleなど大手によるAIエージェントスマホ競争の激化があるとされています(HelenTech、2026年5月)。

なぜ実現味を帯びたのか――ジョニー・アイブ氏とio買収の背景

OpenAIは2025年5月、元Appleの最高デザイン責任者ジョニー・アイブ氏が設立したAIハードウェア企業「io」を約65億ドル(約9,300億円)で全額株式取得すると発表しました。OpenAIにとって過去最大の買収案件です(ジェトロ ビジネス短信、2025年5月)。

ioにはアイブ氏のほか、iPhoneやApple Watchの開発に関わった元Apple出身のエンジニア・デザイナー約55人が在籍。アイブ氏自身は別会社「LoveFrom」を独立組織として残しながら、OpenAIとioのデザイン責任を担います。OpenAI CEOのサム・アルトマン氏は、新デバイスを「パソコン、スマートフォンに次ぐ第3のコンピューティング・デバイス」と位置付けています。

最初のデバイスは2026年末に発表、2027年量産開始のスケジュール。報道では「スクリーンレスでポケットサイズ」、ユーザーの環境を理解しながら音声・ジェスチャーで操作するイメージが共有されています(ITmedia ビジネスオンライン、2025年12月)。

デバイスの中身――MediaTekカスタムチップと「Stream UI」

Ming-Chi Kuo氏のレポートによれば、デバイスの主要スペックは以下の通りです。

項目 内容
プロセッサ MediaTek Dimensity 9600 ベースのカスタム版(TSMC N2P / 2nm)
AI処理 デュアルNPUによる並列推論
メモリ・ストレージ LPDDR6 / UFS 5.0
カメラ 強化型ISPで「AIが視覚的に世界を理解する」基盤
セキュリティ pKVM(仮想化分離)など機密データ保護機構
製造 Luxshare(中国EMS大手)が独占受託

出典:テクノエッジ「OpenAIの『エージェントスマホ』は2027年発売?」(2026年5月6日)

最大の特徴は、従来のスマホのような「アプリのアイコンを並べる」UIではなく、「Stream UI」と呼ばれる新しい体験設計を採用すると報じられている点です。AIエージェントが複数のサービスを横断してユーザーのタスクを継続的に処理し、ユーザーは結果を確認・承認するという流れになります。「アプリを開いて操作する」のではなく、「AIにお願いして結果を受け取る」体験です。

中小企業経営にどう効くか

「自社には関係ない海外ニュース」と思われるかもしれません。しかし、3,000万台規模のAIエージェント端末が市場に出るということは、顧客・取引先・従業員の手元の操作環境が変わることを意味します。中小企業経営者として押さえておきたい論点は3つです。

① 顧客接点の変化――「アプリ」から「AIへの依頼」へ

ユーザーが自社サイトやアプリに直接訪れる導線が減り、AIエージェントがユーザーの代わりに情報を集めて比較する時代が近づきます。構造化された情報発信(公式サイト・スキーマ・API)が、これまで以上に重要になります。

② 従業員の生産性ベースラインが上がる

AIが標準搭載される端末が普及すると、AIを「使える人・使えない人」の生産性差はさらに拡大します。業務でのAI活用を社内ルール化し、底上げを図ることが必要です。

③ 業務システムのAI連携が「前提」になる

会計・請求・予約・問い合わせなど、社内のSaaSがAIエージェントから操作できるかがベンダー選定基準になります。次の更新・乗り換えタイミングでチェックを。

OpenAIスマホが日本で本格的に普及するのは2027〜2028年。準備に使える猶予はおよそ1〜2年です。

AI導入に使える補助金・助成金

AIエージェント時代に備えた業務のデジタル化・AI導入には、国の補助金が活用できます。

制度名 補助上限 主な用途
デジタル化・AI導入補助金2026 最大450万円(補助率4/5) AIツール・SaaS導入、クラウド利用料
中小企業省力化投資補助金 最大1,500万円 業務自動化・省人化設備
ものづくり補助金 最大1,250万円 AIを組み込んだ製品・サービス開発

2026年度から旧「IT導入補助金」は「デジタル化・AI導入補助金」に名称変更され、AI機能を有するITツールが検索・選定しやすくなりました。AIチャットボット、AI-OCR、AI議事録、SFA/CRMのAI機能などが対象です(中小機構:デジタル化・AI導入補助金2026)。

申請にはGビズIDプライムが必要で取得に2〜3週間かかります。スマホの“次”が立ち上がる2027年に間に合わせるには、2026年のうちに準備を始めるのが現実的です。

まとめ:経営者が今すべきこと

  • 業界トレンドの把握 — OpenAIスマホは「単なる新スマホ」ではなく、顧客接点と業務環境の変化の引き金になり得ると認識する
  • 情報発信の構造化 — AIエージェントに正しく解釈される公式情報・FAQ・スキーマ整備を進める
  • 社内AI活用の標準化 — 議事録・SNS運用・経理・問い合わせ対応など、AIで代替できる業務から着手する
  • 補助金の活用準備 — デジタル化・AI導入補助金の活用を検討し、GビズIDプライムを早めに取得する

この記事を書いた人

松田信介
松田 信介 Shinsuke Matsuda

X-HACK Inc. 代表取締役 / PARKLoT CTO

Microsoft for Startups Founders Hub 採択

X-HACK Inc. 代表取締役。システムコンサルタントとして中小企業の基幹システム構築・業務設計に携わったのち、自ら起業。小規模ビジネスの立ち上げから黒字化までを複数回経験し、採用・資金調達・補助金申請の実務にも精通。「補助金さがすAI」の開発・運営を通じて、経営者が本当に必要とする情報を現場目線で発信しています。

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