本文へ移動

あなたの商いを、数字にしてみよう。

鳥取県の保育園・託児所 開業収支

地域・広さ・単価を変えながら、自分の計画に合う開業費用と収支を考えてみましょう。

試算は基準の単価・稼働率・賃料を使った概算です。地域の実勢価格や物件条件に合わせて比較してください。

条件広さ初期投資月商(通常)税引後手取り(通常)
小規模保育20坪11,440,000円1,285,746円-206,529円
認可保育園20坪11,440,000円1,628,055円-222,219円
認可外保育20坪9,840,000円2,103,948円381,384円
企業主導型保育20坪11,040,000円1,845,129円147,456円

地域・業態の特徴

鳥取県は少子化が進む一方、鳥取市の湖山・青谷エリアや米子市の皆生・東山エリアでは共働き世帯の増加により待機児童が断続的に発生しており、特に0〜2歳児の保育需要が逼迫している。県内の認可保育所は定員割れする施設も出始めているが、小規模保育(A型・B型)の整備は都市部に集中しており、郊外住宅地では受け皿不足が続いている。鳥取県は小規模保育施設への整備補助(鳥取県保育環境整備事業)を設けており、開業初期の設備投資を一定程度カバーできる可能性がある。

鳥取市の鳥取駅周辺や米子市の米子駅・博労町エリアは商業地域に該当し、坪6,000円前後の物件が流通しているため、15坪・家賃9万円での開業は現実的な水準である。定員17人・日単価5,500円前後で月商96万円を想定する場合、稼働率90%以上の維持が手取り確保の鍵となるが、鳥取県内の保育士有効求人倍率は高止まりしており、初期から常勤2名+非常勤体制を確保できる採用計画が不可欠となる。地域連携推進加算や処遇改善等加算IIを最大限活用することで、保育士への給与水準を維持しつつ経営を安定させる設計が求められる。

経営のヒント

  • 米子市淀江町・境港市渡町など郊外住宅開発が進むエリアは競合が少なく、新興住宅地の自治会や子育て支援センターと連携することで開園前から見学者を確保しやすい
  • 鳥取県の認可申請は鳥取市・米子市それぞれの市担当課(子育て支援課)との事前協議が必須で、物件契約前に定員・面積・避難経路の事前確認を行うことで手戻りリスクを減らせる
  • 小規模保育A型は保育士比率100%が求められるため、鳥取大学地域学部・鳥取短期大学の保育士養成課程と連携して実習受け入れを行うと、卒業生採用のパイプライン形成につながる

確認したいリスク

  • 鳥取県内の保育士求人競争は激化しており、月給22〜24万円帯でも応募が集まりにくいケースがある。常勤保育士が1名でも欠けると認可基準を下回るリスクがあり、開園直後の人員不足が廃業要因になり得る
  • 月商96万円・税引後手取り7万円という収益構造は稼働率に対して非常に敏感であり、定員17人に対して利用児童が14人を下回る月が続くと赤字転落する。鳥取市・米子市ともに人口流出が続いており、数年単位での需要縮小シナリオを織り込んでおく必要がある

鳥取県で小規模保育を認可申請する前に知っておくべき設備・資格・届出の基礎

小規模保育(A型)の認可を受けるには、児童福祉法第34条の15に基づき市町村長への事業者認可申請が必要で、鳥取市・米子市では申請の約6〜8ヶ月前から担当課との事前協議が始まる。施設面積は0〜1歳児のほふく室として乳幼児一人当たり3.3㎡、2歳児の保育室は1.98㎡が最低基準で、15坪(約49.5㎡)の場合は動線設計が面積確保の分岐点となる。A型は全保育士が資格保有者であることが条件で、配置基準は0歳児3人に1人・1〜2歳児6人に1人。加えて調理室または調理委託契約、避難用設備、非常口の確保が求められる。開業後は子ども・子育て支援法に基づく確認申請も行い、施設型給付ではなく地域型保育給付の対象として自治体と委託契約を締結する流れとなる。

鳥取県で小規模保育を開業するのに必要な資金はどのくらいですか?

物件取得費・内装工事費・備品費を合わせて概ね500〜900万円が目安。鳥取県の整備補助や市の加算を活用すると自己資金を200〜300万円程度に抑えられるケースがある。

鳥取市と米子市では認可申請の手続きに違いがありますか?

基本的な認可基準は同一だが、鳥取市は子ども未来室、米子市は子育て支援課が窓口となり、審査スケジュールや加点項目が異なるため、開業エリアの担当課への早期相談が不可欠。