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AI導入に使える補助金・助成金まとめ【2026年度最新】

AI導入に使える補助金・助成金まとめ 2026年度最新ガイド

「AI導入を検討しているが、どの補助金を使えばいいかわからない」——そんな中小企業の経営者・担当者向けに、2026年度にAI導入で活用できる主要5制度を横断比較します。補助率・上限額・対象経費の違いを一覧表で整理し、業種や導入目的に合った制度選びをサポートします。

AI導入で使える主要5制度の比較一覧

2026年度現在、AI導入に活用できる主な補助金・助成金は以下の5制度です。それぞれ対象経費や補助率が異なるため、自社の導入内容に合った制度を選ぶことが重要です。

制度名 補助上限 補助率 主な対象経費 採択率目安
デジタル化・AI導入補助金 最大450万円 1/2〜4/5 AIソフトウェア・クラウドサービス・導入設定費 約35〜45%
ものづくり補助金 最大2,500万円 1/2〜2/3 AI搭載設備・機械装置・システム構築費 約37%
新事業進出補助金 最大7,000万円 1/2〜2/3 AIによる新事業進出の設備・建物・システム 約35%
小規模事業者持続化補助金 最大250万円 2/3 AI活用の販促ツール・ウェブサイト構築 約48%
中小企業省力化投資補助金 最大1,500万円(カタログ注文型) 1/2 AIカタログ掲載製品(配膳ロボ・自動検品等) 約61〜69%(一般型)

ポイント

補助率・上限額は申請枠や企業規模によって異なります。上表は代表的な条件での目安で、採択率は直近公募の実績値(2026年6月時点)に基づく参考値です。最新の公募要領で正確な金額・条件を確認してください。

あなたに合った制度の選び方フローチャート

AI導入の内容や事業規模によって最適な補助金は異なります。以下のフローで、まず候補を絞り込みましょう。

Q1. 導入するのはどのようなAIですか?

A. AIソフトウェア・クラウドサービス(SaaS)

デジタル化・AI導入補助金が第一候補。登録済みITツールであれば申請可能

B. AI搭載の機械・設備(検査装置、ロボット等)

ものづくり補助金が第一候補。設備投資を含む場合に有利

C. カタログに掲載されたAI製品(配膳ロボ、自動検品機等)

省力化投資補助金が第一候補。採択率が高く手続きも簡易

D. AIを活用した新規事業・新市場への進出

新事業進出補助金が第一候補。大規模な事業変革に対応

Q2. 従業員数は?

5人以下(商業・サービス業)/ 20人以下(製造業等):小規模事業者持続化補助金も候補に入ります。AI活用のウェブサイトや販促ツール導入に使えます

それ以上:上記Q1の結果を優先してください

Q3. 投資額の規模は?

〜450万円程度:デジタル化・AI導入補助金で十分カバーできます

500万〜1,500万円:ものづくり補助金、省力化投資補助金が有力

1,500万円超:新事業進出補助金が最も補助上限が高い(最大7,000万円、補助下限750万円)

併用も検討しましょう

同一事業での重複申請は原則不可ですが、対象経費が異なれば複数制度の併用が可能な場合もあります。例えば、AI搭載設備を「ものづくり補助金」で、運用するクラウドサービスを「デジタル化・AI導入補助金」で申請する組み合わせなどが考えられます。詳しくはIT導入 × ものづくり補助金の併用戦略をご覧ください。
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デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)

2026年1月に「IT導入補助金」から名称変更された制度で、AIツール導入の最も代表的な補助金です。経済産業省・中小企業庁が所管し、中小機構が採択を行います。

主な特徴

  • AI機能を有するITツールが制度上で明確に区分され、検索時に「AI機能あり」で絞り込み可能(生成AI活用システムも対象として明確化)
  • 通常枠で最大450万円・補助率1/2以内(インボイス枠など枠によっては2/3〜4/5)。150万円以上を申請する場合は賃上げ要件あり
  • 登録済みのIT導入支援事業者と共同で申請する仕組み
  • 交付決定前の契約・発注は補助対象外(後払い方式)
  • IT導入補助金2022〜2025で交付を受けた事業者の再申請には、賃上げ計画(1人あたり給与の年平均3.5%以上増加)の策定・表明が必須(2026年度新設)

AI導入での活用例

  • AIチャットボットによる顧客対応自動化
  • AI-OCRによる請求書・帳票の自動読取
  • AI搭載の会計・勤怠管理クラウドサービス
  • AIによる需要予測・在庫最適化ツール

制度の詳細・申請フロー・採択率についてはデジタル化・AI導入補助金 完全ガイドで解説しています。

ものづくり補助金(製品・サービス高付加価値化枠)

革新的な製品・サービスの開発や生産プロセスの改善を支援する補助金です。現在は「製品・サービス高付加価値化枠」と「グローバル枠」の2枠構成で、AI搭載設備の導入は製品・サービス高付加価値化枠の対象になります。

主な特徴

  • 機械装置・システム構築費が主な対象で、ハードウェアを含む投資に強い
  • 補助上限は従業員数に応じて750万〜2,500万円(大幅賃上げ特例で最大3,500万円)、補助率は1/2(小規模事業者等は2/3)
  • 「革新性」の要件があり、既存技術の単純導入では採択されにくい
  • 賃上げ要件(1人あたり給与支給総額の年平均3.5%以上増加等)が基本要件として必須

AI導入での活用例

  • AI外観検査システムの導入(製造業の品質管理)
  • AIロボットによる製造ラインの自動化
  • AI搭載CNCマシンによる加工精度向上
  • AIによる生産計画最適化システム構築

2026年度の変更点(2026年6月時点)

現行制度の直近公募である第23次(2026年5月8日締切)は受付を終了し、採択発表は2026年8月上旬頃の予定です。2026年度は新事業進出補助金と統合した「新事業進出・ものづくり補助金」への再編が予定されており、第1回公募は2026年8月頃の受付開始が見込まれています。最新のスケジュールは公式サイト・公募要領で確認してください。

新事業進出補助金(旧・事業再構築補助金の後継)

新市場・新事業への進出など、大規模な事業変革を支援する補助金です。前身の事業再構築補助金は第13回公募(2025年3月締切)で新規受付を終了しており、後継的な位置づけとして2025年4月に創設されました。AI技術を活用した新規事業立ち上げに適しています。

主な特徴

  • 補助上限は従業員規模に応じて2,500万〜7,000万円(大幅賃上げ特例で最大9,000万円)と5制度中で最も高額
  • 補助率は1/2(大幅賃上げ特例適用時は2/3)、補助下限は750万円で小規模投資には不向き
  • 「新事業進出指針」に該当する新規事業であることが要件。付加価値額の年平均成長率4.0%以上、1人あたり給与の年平均3.5%以上増加などの達成も求められる
  • 事業計画書の審査が最も厳格で、採択率は約35%と5制度中で最も低い水準

AI導入での活用例

  • 製造業からAIソリューション提供への進出
  • AIを活用した新しいサービス事業の立ち上げ
  • AIによる新分野の生産・販売体制の構築(設備・建物費も対象)

第4回公募(2026年6月19日締切)が単独公募の最終回

第4回公募は2026年6月19日(金)18:00締切で、現行制度として最後の単独公募とされています。以降はものづくり補助金と統合した「新事業進出・ものづくり補助金」として公募される予定です(2026年8月頃受付開始見込み)。投資額が1,500万円を超える大規模なAI事業変革に向いており、小〜中規模のAIツール導入であればデジタル化・AI導入補助金やものづくり補助金の方が手続きも簡易です。

小規模事業者持続化補助金

従業員数が少ない小規模事業者の販路開拓を支援する補助金です。AI活用のウェブサイト構築やマーケティングツール導入にも活用できます。

主な特徴

  • 一般型(通常枠)は上限50万円。インボイス特例(+50万円)・賃金引上げ特例(+150万円)の活用で最大250万円
  • 創業1年以内なら創業型(上限200万円、インボイス特例で250万円)も利用できる
  • 補助率2/3(賃金引上げ特例を使う赤字事業者は3/4)で、5制度中では比較的高い
  • 採択率は直近の第18回公募で約48%と比較的高く、初めての補助金申請にも向いている
  • 商工会議所・商工会の支援(事業支援計画書の発行)を受けて申請する仕組み

AI導入での活用例

  • AIチャットボットを搭載したウェブサイトのリニューアル
  • AI分析機能付きのSNSマーケティングツール導入
  • AI画像生成を活用した広告・販促物制作

小規模事業者はまずこの制度を検討

従業員5人以下(商業・サービス業)/ 20人以下(製造業等)の事業者は、まず持続化補助金を検討しましょう。採択率が高く、手続きも比較的シンプルです。補助額が足りない場合は、他の制度と組み合わせることも可能です。

中小企業省力化投資補助金

人手不足に悩む中小企業が、「カタログ」に掲載されたAI・IoT製品を導入する際に活用できる補助金です(カタログ注文型)。製品が事前に審査・登録されているため、申請手続きが他の制度に比べて簡易です。個別の現場に合わせたオーダーメイドの設備・システムに対応する「一般型」もあります。

主な特徴

  • カタログ注文型は掲載製品から選択する方式で、「何を導入するか」を自分で企画する必要がない
  • カタログ注文型の補助上限は従業員数に応じて500万〜1,000万円(大幅賃上げで最大1,500万円、補助率1/2)。2026年3月の制度改定で従業員20人以下の上限が引き上げられた
  • 一般型は従業員数に応じて最大8,000万円(101人以上、大幅賃上げで1億円)まで対応し、直近公募の採択率は約61〜69%
  • カタログ注文型は随時受付(2027年3月末頃までの予定)。一般型は公募回ごとの締切制

カタログに掲載されているAI製品例

  • AI配膳ロボット(飲食・宿泊業向け)
  • AI自動検品システム(製造業向け)
  • AIセルフレジ・自動精算機(小売業向け)
  • AI清掃ロボット(ビルメンテナンス業向け)

カタログに掲載されていない製品はカタログ注文型の対象外

カタログ注文型はカタログ掲載製品のみが対象です。オーダーメイドの省力化設備・システムは同補助金の一般型で申請できるほか、独自開発のAIシステムやカタログ未掲載のソフトウェアを導入したい場合は、デジタル化・AI導入補助金やものづくり補助金も検討してください。

2026年度 申請スケジュール

主要制度の2026年度の申請スケジュールです(2026年6月13日時点)。締切を逃さないよう、早めの準備をおすすめします。

制度名 募集開始 直近の締切 年間締切回数
デジタル化・AI導入補助金 2026年3月30日 受付開始 2026年6月15日 17:00(全枠共通) 年複数回(以降の締切は公式サイトで順次公表)
ものづくり補助金 第23次:2026年2月6日 公募開始 2026年5月8日で受付終了(採択発表は8月上旬予定) 統合後の新制度は2026年8月頃受付開始見込み
新事業進出補助金 第4回:2026年5月19日 受付開始 2026年6月19日 18:00(受付中) 第4回で単独公募は終了予定(以降は統合新制度)
小規模事業者持続化補助金 第20回:2026年11月5日 受付開始 第19回は4月30日で終了/第20回:2026年12月15日 17:00 年2〜3回程度
省力化投資補助金 カタログ注文型:通年/一般型 第7回:2026年6月5日 公募開始 カタログ注文型:随時受付/一般型 第7回:2026年7月下旬締切(予定) 一般型は年3〜4回予定

GビズIDの取得は早めに

多くの補助金はGビズIDプライムアカウントでの電子申請が必須です。発行には2〜3週間かかるため、申請を検討し始めた時点で取得手続きを進めておきましょう。

業種別おすすめ制度

業種ごとにAI導入の内容は異なります。以下を参考に、自社の業種に合った制度を検討してください。

業種 よくあるAI導入内容 おすすめ制度
製造業 AI外観検査、生産最適化、予知保全 ものづくり補助金 / 省力化投資補助金
小売業 AI需要予測、セルフレジ、在庫最適化 省力化投資補助金 / AI導入補助金
飲食業 AI配膳ロボ、自動発注、予約管理 省力化投資補助金 / AI導入補助金
医療 AIカルテ入力、画像診断支援、問診AI AI導入補助金 / ものづくり補助金
建設業 AI安全監視、施工管理、図面解析 ものづくり補助金 / AI導入補助金
物流・運送 AI配車最適化、倉庫ピッキング自動化 ものづくり補助金 / 省力化投資補助金
IT・サービス AIコード補完、顧客対応AI、データ分析 AI導入補助金 / 新事業進出補助金
美容・サロン AI予約管理、肌分析AI、SNS自動投稿 AI導入補助金 / 持続化補助金

各業種の開業資金シミュレーションと使える補助金の詳細は、業種別シミュレーターで確認できます。

よくある質問

Q. AI導入補助金とIT導入補助金は同じ制度ですか?

はい、2026年1月に「IT導入補助金」から「デジタル化・AI導入補助金」に名称が変更されました。制度の基本的な枠組みは同じですが、AI機能を有するITツールの導入がより明確に支援対象として位置づけられました。

Q. 個人事業主でもAI導入補助金を使えますか?

はい、個人事業主も対象です。デジタル化・AI導入補助金、小規模事業者持続化補助金、ものづくり補助金はいずれも個人事業主が申請可能です。

Q. 複数の補助金を同時に申請できますか?

同一の経費に対して複数の補助金を重複して受け取ることはできません。ただし、対象経費が異なれば複数制度の併用が可能な場合があります。例えば、ハードウェア部分をものづくり補助金で、ソフトウェア部分をデジタル化・AI導入補助金で申請するケースが考えられます。

Q. ChatGPTやClaudeなどの生成AIサブスクリプション料金は補助対象ですか?

デジタル化・AI導入補助金では、事務局に登録されたITツールのみが対象です。ChatGPTやClaude単体のサブスクリプションは現時点ではカタログ未登録のため対象外ですが、これらのAPIを組み込んだ登録済みの業務ソフトウェアであれば対象になる可能性があります。最新の登録ツール一覧は公式サイトで確認してください。

Q. 申請から補助金の入金まで、どのくらいかかりますか?

制度や時期によりますが、一般的には申請から入金まで6〜12ヶ月程度です。申請(1〜2ヶ月の準備期間)→ 審査(1〜3ヶ月)→ 交付決定 → 事業実施 → 実績報告 → 入金、という流れになります。補助金は後払いのため、導入費用は一旦自社で立て替える必要がある点に注意してください。

Q. 不採択になった場合、再申請はできますか?

はい、多くの制度で年に複数回の締切が設定されているため、不採択の場合は事業計画を改善して次回の締切で再申請が可能です。不採択理由の詳細は開示されないことが多いですが、審査項目に沿って計画書を見直すことが重要です。補助金に採択されるコツも参考にしてください。

Q. 自社に合った補助金がわからない場合は?

当サイトのAI検索機能を使えば、「従業員10人の製造業で、AI検査システムを導入したい」のように自然な言葉で質問するだけで、最適な補助金の候補を提案します。また、補助金検索でキーワード・地域・カテゴリから絞り込み検索もできます。

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まとめ:AI導入に使える補助金の選び方

  • ・2026年度はAI導入を支援する補助金が充実。主要5制度から自社に最適な制度を選びましょう
  • AIソフト・クラウドの導入 → デジタル化・AI導入補助金(最大450万円)が第一候補
  • AI搭載設備・機械の導入 → ものづくり補助金(最大2,500万円)が有力。2026年度は「新事業進出・ものづくり補助金」へ再編予定
  • カタログ掲載のAI製品 → 省力化投資補助金(カタログ注文型は随時受付、手続き簡易)
  • AIを活用した新規事業 → 新事業進出補助金(最大7,000万円、第4回は2026年6月19日締切)
  • 小規模事業者 → 持続化補助金(採択率は直近約48%、初めての申請にも最適)
  • ・対象経費が異なれば複数制度の併用も可能。申請前に公募要領を確認しましょう
  • ・多くの制度でGビズIDプライムが必須。取得に2〜3週間かかるため早めに準備を

この記事を書いた人

松田信介
松田 信介 Shinsuke Matsuda

X-HACK Inc. 代表取締役 / PARKLoT CTO

Microsoft for Startups Founders Hub 採択

X-HACK Inc. 代表取締役。システムコンサルタントとして中小企業の基幹システム構築・業務設計に携わったのち、自ら起業。小規模ビジネスの立ち上げから黒字化までを複数回経験し、採用・資金調達・補助金申請の実務にも精通。「補助金さがすAI」の開発・運営を通じて、経営者が本当に必要とする情報を現場目線で発信しています。

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