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インボイス対応で使える補助金は?IT導入補助金・持続化補助金を比較【2026年版】

インボイス対応で使える補助金を比較解説

この記事のポイント

  • 会計ソフト・レジ導入にはIT導入補助金のインボイス枠(補助率最大3/4、上限350万円)
  • 免税→課税転換した事業者は持続化補助金のインボイス特例で上限+50万円
  • 2割特例は2026年9月末で終了 — 簡易課税への切替準備が急務

インボイス対応でまず検討すべき3制度

1

IT導入補助金(インボイス枠)

会計ソフト・レジ・受発注システムの導入費用を補助。小規模事業者はソフトウェア補助率3/4

2

小規模事業者持続化補助金(インボイス特例)

免税→課税転換で上限+50万円。販路開拓やインボイス対応の事務負担軽減に

3

ものづくり補助金

受発注管理システムの大規模刷新など、大型投資を伴う場合に(上限750万〜1,250万円)

出典: 各補助金公募要領|最終確認: 2026年4月

どの事業者にどの制度が向くか?

インボイス対応の状況と導入したいものに応じて、最適な補助金が変わります。

やりたいこと おすすめ制度 補助率 上限額
クラウド会計ソフトの導入 IT導入補助金 3/4〜2/3 350万円
インボイス対応レジの購入 IT導入補助金 1/2 20万円
免税→課税転換 + 販路開拓 持続化補助金 2/3 100万円
受発注システムの大規模刷新 ものづくり補助金 1/2〜2/3 1,250万円
PC・タブレットの購入 IT導入補助金 1/2 10万円

出典: 各補助金公募要領より作成|最終確認: 2026年4月

IT導入補助金(インボイス枠)の詳細

IT導入補助金の「インボイス枠(インボイス対応類型)」は、会計・受発注・決済・ECソフトの導入費用を補助します。

対象 補助率 上限額
ソフトウェア(50万円以下) 3/4(小規模)、2/3 50万円
ソフトウェア(50万円超) 2/3 350万円
PC・タブレット等 1/2 10万円
レジ・券売機 1/2 20万円

出典: IT導入補助金公式サイト公募要領|最終確認: 2026年4月

対象ツールの具体例

  • クラウド会計ソフト(freee、マネーフォワード、弥生会計等)
  • 受発注管理システム
  • インボイス対応POSレジ
  • 電子帳簿保存法対応ソフト

小規模事業者持続化補助金(インボイス特例)の詳細

小規模事業者持続化補助金には、免税事業者が新たに課税事業者に転換した場合に補助上限額が+50万円上乗せされる「インボイス特例」があります。

通常上限 インボイス特例適用時
通常枠 50万円 100万円(+50万円)
賃金引上げ枠等 200万円 250万円(+50万円)

出典: 小規模事業者持続化補助金 公募要領|補助率: 2/3

特例の対象: 2021年9月30日〜2023年9月30日の属する課税期間に免税事業者であり、その後に適格請求書発行事業者として登録した事業者。

補助対象になりやすい費用・なりにくい費用

対象になりやすい

  • クラウド会計ソフトのライセンス
  • インボイス対応POSレジ
  • 受発注管理システム
  • 電子帳簿保存法対応ソフト
  • レジ・券売機のハードウェア

対象になりにくい

  • 税理士への顧問料
  • インボイス登録申請の手数料
  • 消費税の納税額そのもの
  • 汎用PC(IT導入補助金以外)
  • すでに購入済みの製品

インボイス対応以外にも、あなたの事業に合った補助金があるかもしれません

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2割特例の終了と対応策(2026年9月末)

2割特例は2026年9月30日を含む課税期間で終了します。個人事業主は2026年分の確定申告が最後です。

2割特例(免税事業者が課税事業者に転換した場合に納税額を売上税額の2割にできる制度)の終了後は、本則課税簡易課税を選択する必要があります。

業種別: 2割特例 vs 簡易課税の比較

業種 簡易課税みなし仕入率 2割特例終了後の影響
卸売業 90% 簡易課税で税負担変わらず
小売業 80% 同等
飲食業 60% 税負担が増加
サービス業 50% 税負担が増加

出典: 国税庁「インボイス制度特設サイト

簡易課税を選択する場合は、適用したい課税期間の前日までに届出が必要です。2026年9月の終了に備え、早めに税理士に相談しましょう。

免税事業者からの仕入控除の経過措置

期間 控除割合
2023年10月〜2026年9月 仕入税額の80%
2026年10月〜2029年9月 仕入税額の50%
2029年10月〜 控除不可

申請の具体的なフロー

IT導入補助金の場合

  1. GビズIDプライムを取得(2〜3週間)
  2. IT導入支援事業者を選定公式サイトで検索可能)
  3. 導入するITツールを選定(事務局登録済みツールから)
  4. 交付申請(支援事業者と共同で電子申請)
  5. 交付決定後にツール導入 → 実績報告 → 補助金交付

小規模事業者持続化補助金の場合

  1. 経営計画書・補助事業計画書を作成
  2. 商工会議所で事業支援計画書を発行
  3. 電子申請(jGrants) → 採択 → 事業実施 → 補助金交付
いずれの補助金も、交付決定前の発注・契約は補助対象外です。

よくある質問(FAQ)

Q. 免税事業者のままでいることはできますか?

可能です。ただしBtoB取引が中心の場合、取引先が仕入税額控除を受けられなくなるため、値引き要求等を受けるリスクがあります。BtoC中心の事業者は影響が比較的小さいです。

Q. 補助金を使って買った会計ソフトは課税対象ですか?

補助金自体は消費税の課税対象外(不課税)です。ただし法人税・所得税の計算上は収入(益金)に算入されます。

Q. IT導入補助金と持続化補助金は併用できますか?

同一経費での重複受給はできませんが、別の経費であれば併用可能です。例えば会計ソフトをIT導入補助金、チラシ制作を持続化補助金で申請するのはOKです。

Q. 2割特例と簡易課税はどちらが有利ですか?

業種によります。卸売業(みなし仕入率90%)は簡易課税が有利、飲食業やサービス業は2割特例が有利です。上の比較表を参考に、税理士にご相談ください。

Q. 自治体独自のインボイス支援制度はありますか?

はい。ITツール導入費補助や専門家派遣など、自治体が独自に設けているケースがあります。ミラサポplusで地域の支援策を検索できます。

まとめ: インボイス対応の補助金活用戦略

  • 会計ソフト・レジ: IT導入補助金インボイス枠(小規模事業者は補助率3/4)
  • 免税→課税転換: 持続化補助金インボイス特例で上限+50万円
  • 大規模システム刷新: ものづくり補助金(上限750万〜1,250万円)
  • 2割特例の終了準備: 2026年9月末まで。簡易課税への切替は事前届出が必要

参考情報

※ 本記事は2026年4月時点の公募要領・公開情報をもとに作成しています。補助率・上限額・経過措置の期限等は変更される場合があります。申請前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

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