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あなたの商いを、数字にしてみよう。

東京都の介護・デイサービス 開業収支

地域・広さ・単価を変えながら、自分の計画に合う開業費用と収支を考えてみましょう。

試算は基準の単価・稼働率・賃料を使った概算です。地域の実勢価格や物件条件に合わせて比較してください。

条件広さ初期投資月商(通常)税引後手取り(通常)
小規模デイサービス25坪16,000,000円2,419,200円-611,735円
通常規模デイサービス25坪16,000,000円3,136,000円-503,959円

地域・業態の特徴

東京都は65歳以上の高齢者人口が約160万人を超え、特に世田谷区・足立区・江戸川区などは高齢者数が多く、デイサービスの需要が継続的に高い。都内の介護事業所数は全国最多水準だが、板橋区や葛飾区などの下町エリアでは小規模デイサービスの空白地帯も残っており、立地次第で差別化が図れる。一方、都心部(港区・渋谷区など)では物件取得コストが高騰しており、事業採算の確保には綿密な商圏分析が不可欠。

東京都で小規模デイサービスを開業する際、都の独自補助制度(東京都福祉・保健局の介護基盤整備補助)を活用することで初期投資を圧縮できるケースがある。荻窪・亀有・西新井といった高齢化率の高い住宅街の駅周辺では、居宅介護支援事業所(ケアマネ事務所)との連携が利用者獲得の速度を大きく左右する。定員16人規模なら月商232万円・税引後68万円が目安だが、稼働率80%以上を早期に達成するためには開業前からのケアマネへの営業活動が収益安定の前提となる。

経営のヒント

  • 足立区・葛飾区・江戸川区は高齢者人口密度が高く、競合の少ない住宅地(北綾瀬・金町・平井エリア)を狙うと初期の利用者獲得がしやすい
  • 都営地下鉄・東京メトロの駅から徒歩5分圏内の物件は送迎コストを下げられるが、坪単価20,000円前後の商業地域物件は15坪で月30万円が相場のため、15〜18坪に絞った物件選定で固定費を抑える
  • 東京都国民健康保険団体連合会(国保連)への介護給付費請求は毎月10日が締切のため、開業初月から請求漏れを防ぐためにはICT対応の介護ソフト(カイポケ・ワイズマン等)を内覧・契約前に選定しておく

確認したいリスク

  • 都内は介護職員の有効求人倍率が常に高水準で、ヘルパー・生活相談員の採用難により人員基準(利用者3:職員1)を維持できず、定員に満たない稼働を強いられるケースがある
  • 東京都の実地指導(東京都福祉保健局による監査)は他道府県より指摘件数が多い傾向があり、記録の不備・研修未実施が発覚すると指定取消リスクにつながる
  • 物価・光熱費・最低賃金(東京都は全国最高水準の1,163円)の上昇が続いており、介護報酬改定だけでは人件費増に対応しきれず、スタッフ5〜6名体制での損益分岐点管理が特に厳しくなっている

小規模デイサービス開業の基礎知識——資格・届出・設備・法規制を一気に整理

小規模デイサービス(通所介護)を東京都で開業するには、①法人格の取得(株式会社・合同会社・NPO等)、②東京都福祉保健局への指定申請、③消防法に基づくスプリンクラー設置判断(延べ面積275㎡超で義務)が主な手続きとなる。管理者は常勤1名、生活相談員は利用者15人に1人以上、看護職員または介護職員は利用者3人に1人以上の配置が法定基準。機能訓練指導員(柔道整復師・理学療法士等)の配置で加算取得も可能。設備は食堂・機能訓練室の合計面積が利用者1人あたり3㎡以上必要で、15坪(約50㎡)では定員16人がほぼ上限となる。指定申請から事業開始まで標準で2〜3か月かかるため、物件契約と並行して書類準備を進めることが開業スケジュールの核心となる。

東京都で小規模デイサービスを開業するのに必要な資格はありますか?

開業者(法人)自体に資格は不要ですが、管理者・生活相談員・機能訓練指導員など配置スタッフ側に社会福祉士・介護福祉士・柔道整復師等の資格要件があります。

東京都の指定申請はどこに提出すればよいですか?

事業所所在地を管轄する東京都の各福祉保健局(都内23区は区ごとの窓口、市部は東京都多摩府中保健所等)に提出します。申請受付月と指定日が定められているため早めの確認が必要です。

15坪の物件で定員は何人まで取れますか?

食堂・機能訓練室の合計面積が利用者1人あたり3㎡以上必要なため、15坪(約50㎡)では設備基準上おおむね最大16人が現実的な上限となります。